最新のブロックエディターに完全対応。ブログのカスタマイズも記事の作成も直感的で、オシャレに、楽しくなります。HTMLやCSSがわからなくても大丈夫。記事を書くことだけに集中したいならSWELLがおすすめです。
- ドラマ、映画、アニメ、漫画の感想ブログで審査に落ちてしまって悩んでいる
- 作品の感想・紹介メインのブログで審査に通過したい
- 画像やSNSの埋め込み、アフェリエイト広告は載せても大丈夫か知りたい
この記事は「感想・紹介ブログ」で実際に審査に通過した体験談です。
合格のためにどんなことをしたのか、しなかったのかを具体的に記載しています
WordPressでブログをはじめられた方の多くは、Googleアドセンスの広告を貼りたいと考えるようになりますよね。
報酬は低いですがアフェリエイトよりも収益が出やすいのが魅力です。
私も2021年11月22日にアドセンスに通過し、その日のうちに150円の収益が出ました。
「え? たった150円?」と思う方もいるかもしれませんが、自分のブログから初めて出る利益は本当に嬉しいものです。
そんなアドセンス審査は年々厳しくなっていると言われています。そのため合格するにはアドセンスに評価されやすい記事を書くことが推奨されるようになって来ました。
たとえばグルメレポート、英会話教室の体験談など、いわゆる「体験系」の記事ですね。こちらは自分の経験を元に書くため「独自性」が出しやすく、結果、アドセンス審査で好かれる傾向にある、ということのようです。
反対に、ドラマや映画の感想・紹介ブログは落ちやすい傾向にあり、著作権の問題もあるため難しいジャンルになりつつあります。
そして感想系のブログをはじめてしまうと、そこから「体験系」の記事を書くのは大変ですよね。
私は海外ドラマの感想・紹介記事を書き、アドセンス審査に出して5回落ちました。そこからネットやYouTube動画、有料のアドセンス・サポートを利用し、試行錯誤してなんとか6回目の審査で合格です。
この記事では難しいと言われている感想・紹介ブログでどのように審査に通過したのかをお伝えしていきます。
有用性の低いコンテンツ
初めて申請した時、Googleから送られて来たのは「ポリシー要件を満たすようにして再度お申し込みください」というメールでした。
アドセンスのページ(ログイン状態)を確認するとさらに詳しい理由がわかります。
多くは「有用性の低いコンテンツ」もしくは「価値の低い広告枠」のどちらかです。私の場合は「有用性の低いコンテンツ」でした。
価値の低い広告枠
- 複製されたコンテンツ=コピペ判定された記事がある
- コンテンツが存在しない=Googleに正しくインデックス、またはノーインデックスされていない
有用性の低いコンテンツ
- コンテンツの最小要件=記事数、文字数が少ない、または1つのカテゴリーの中に記事が0〜1つになっている
- 独自性の高いコンテンツと優れたユーザーエクスペリエンスを提供する=他サイトの記事と似た内容ばかり、モバイル(スマホなど)対応していない
- 質の低いコンテンツ=アフェリエイトだけが目的のページ、画像を用いる理由が不明確なもの(alt属性の記入推奨)
Googleが公式に書いているものと、そうではないものがあるため、審査結果の理由は不明確です。
最も考えられる一般的な理由を記載していますが本当の理由を知っているのはGoogleだけになります。
Googleアドセンスに落ちたブログと合格したブログの比較
1回目は2週間、2回目以降は1週間ほどで結果が届いていました
記事数:12記事(1記事3万〜5万文字前後)
ジャンル:海外ドラマの紹介記事(作品ごとの基本情報やネタバレ、SNSなどをまとめた記事)
引用:有り(作品内のセリフ、作品内のスクショ画像)
記事内画像:有り(作品内のスクショ画像を引用)
アフェリエイト:有り(もしもの“かんたんリンク“とバナー広告)
埋め込み:Twitter、Instagram、YouTube(作品公式アカウント、またはキャスト本人のアカウントのみ)
設置ページ:プロフィール、お問い合わせフォーム、プライバシーポリシー、サイトマップ(HTML/XML)
登録:Googleサーチコンソール、Googleアナリティクス
WordPressテーマ:Cocoon
ブログ運営期間:2021年9月ドメイン取得、9月26日に初申請〜11月7日の間に5回申請、すべて不合格
アクセス数:1日0〜20PV
11月21日に申請、22日には合格メールが来ました◎
記事数:8記事(1記事1万〜4万文字前後)
ジャンル:海外ドラマ、洋画のおすすめ紹介、動画配信サービスのおすすめ紹介
引用:有り(作品内のセリフ、海外の記事、本の解説文、公式サイトのスクショ画像)
記事内画像:有り(フリー画像に文字入れしたもの)
アフェリエイト:有り(もしもの“かんたんリンク“とバナー広告)
埋め込み:Twitter、Instagram、YouTube(作品公式アカウント、またはキャスト本人のアカウントのみ)
設置ページ:プロフィール、お問い合わせフォーム、プライバシーポリシー、サイトマップ(HTML/XML)
登録:Googleサーチコンソール、Googleアナリティクス
WordPressテーマ:SWELL
ブログ運営期間:2021年9月ドメイン取得、11月後半にアドセンス合格
アクセス数:1日200〜900PV
合格した時は8記事で、そのうち7記事は感想・紹介記事、1記事だけHulu(動画配信サービス)のイベント・レポートでした。
アフェリエイトのリンク、SNS、YouTubeの埋め込みは合格時にも複数載せていました。大きく変えたのは画像の使い方、引用の内容、記事の構成です。
それでは、合格のために改善したことを次の章で詳しく書いていきますね。
これだけは押さえておきたい基本
中には『はてなブログ』などの無料サービスを利用されている方もいると思います。
ですがアドセンス審査だけではなく、収益化を目指すブログの大前提は『WordPress』で作成したブログです。ブログをはじめたばかりの方が移行も楽なので、最初のうちにサクッと済ませてしまいましょう。
※無料ブログは広告を貼ることが禁止されているものも多く、ブログ・サービス終了もあり得るため、アドセンスをはじめたい場合は独自ドメイン取得をおすすめします。さらに、アドセンスはドメインごとの審査になるため後からWordPressに移行したいと考えた場合はもう一度審査を受ける必要があります。最初からWordPressではじめておくことでムダな手間やタイムロスを無くせます。
独自ドメインは自分のブログのアドレスです。
このブログだと【https://】の後、【writer9494.com】の部分になります。
サーバーはデータの保管所のようなもので、『WordPress』と紐付けされます。
「おすすめ 独自ドメイン」「おすすめ レンタルサーバー」などで検索して上位に出てくる国内大手のサービスであれば必要なものがしっかりそろっているので、その中から選ぶのがおすすめです。
私が使っているのはこちらです。エックスサーバーに用意されている『WordPressクイックスタート』を利用すれば初期設定を省略してはじめらるので楽ですよ◎
Xserverドメインまずはサイトを整えておきましょう
これだけは押さえておきましょう
- Googleアナリティクスに登録
- Googleサーチコンソールに登録
- プロフィールページの設置
- お問合せページの設置(おすすめの無料プラグイン『Contact Form 7』)
- プライバシーポリシーの設置(このページは他サイトのコピペで大丈夫です)
- HTMLサイトマップの設置(おすすめの無料プラグイン『PS Auto Sitemap.』)
- XMLサイトマップの設置(おすすめの無料プラグイン『Google XML Sitemaps』)
- サイトのSSL化(おすすめの無料プラグイン『Really Simple SSL』)
無料で利用できるプラグインをご紹介しましたが、プラグイン内には高機能を求める方向けの有料プランが用意されているものもあります。誤って料金をお支払いしないようにお気をつけください。
あるといいもの
- 人気記事の設置
- 検索バー(キーワードを入れてブログ内の記事を検索できるバー)
- グローバルナビゲーションの設置(=ブログの上部にあるメニューバー)
すべてこのブログ内に設置されているので参考にしてみてくださいね ◎
トップページは合格後サイト型に作り替えてしまっているので、記事内のサイドバーや、ブログの1番下の方のエリアをご確認ください。
独自ドメイン取得とサーバー契約ができる『エックスサーバー』はコチラからどうぞ。 》》https://www.xdomain.ne.jp/
合格のために改善したこと
「アドセンス向けの記事」を書くのってしんどいですよね。
「体験系」の記事が強いと言われていますが、そもそもアドセンスは審査基準を公開していないので本当のところはわかりません。
今後のブログ運営のことも考えると、「自分の書きたい記事」を書いて通過を目指すのがおすすめです。
私が書いているのは海外ドラマの紹介記事です。作品ごとに記事を作り、あらすじ、キャスト、登場人物、公式SNS、新シーズンの最新情報、感想などを書きます。
あらすじは公式を引用するのではなく自分で考え、登場人物の紹介も自分のコメントを添えながら書いていました。
それでも結局は他のサイトでも同じような感想を持つ人たちはいるので、「独自性」は弱そうですよね。
さらにドラマや映画などの紹介、感想ブログを運営する方には「引用」の問題もあります。私も「引用」のルールについてはかなり調べました。弁護士の方が作られたYouTube動画やブログを中心にいくつか参考にはしましたが、結局「ドラマや映画のスクショ画像は引用できるのか」「公式の画像、DVDパッケージの画像は引用できるのか」は非常に微妙なところでした。
また、たとえ法的にはセーフだったとしても、Googleアドセンスの審査にどう影響するかはわかりません。
記事数
一般的には6〜8記事、または10〜20記事前後と言われており、文字数は1記事2000文字以上が推奨されています。
ただ重要なのは「コンテンツ」としてのボリュームになるので、たとえば3記事しか書いていなくても文字数は1記事につき5000文字だったり、内容が専門家による1次情報だったりすると、その「質」が評価される可能性もあります。
では「感想ブログに必要な記事数は?」というと、当ブログが合格した6回目の審査時の記事数は8記事、1記事につき文字数は1〜4万文字でした。
その前に落ちた時、5回目の審査では6記事でした。記事ごとの文字数は同じくらいです。
「1記事1万〜4万も書かなきゃいけないの?」と思いますよね。
感想、紹介ブログは「独自性」を出しづらいジャンルです。分量の少ない感想ほど他サイトの記事と似通ってしまいます。長文だからいいということは決してないですが、作品の基本情報に加えて自分の考えや感想を書こうとすると自然に文字数は多くなるはずです。
初心者の方はひとまず8記事前後、1記事2000〜3000文字以上を目安に用意してみましょう。
感想・紹介ブログで通過したい方は1記事5000文字以上に挑戦してみてください。
また、すでにブログをはじめてそれなりに期間が経過、記事も数十記事書いた人がアドセンス審査のためにほとんどの記事を下書きに戻してしまうという話をよく聞きます。記事数が多すぎると問題を見つけづらくなるというのが理由です。
こちらはあまりおすすめできません。サーチコンソールへの削除依頼などでかなり時間を取られてしまいますし、管理も難しくなります。
はっきりとポリシー違反になりそうな記事や、中身が無い独り言のような記事であれば下書きに戻した方がいいでしょうが、「自信のある数記事に絞る」というのは「Google AdSenseコミュニティ」でも推奨されていない傾向です。
Googleが提供しているサイト運営者の交流の場です。アドセンスに関する情報交換が活発に行われていて、質問を投稿するとエキスパートと呼ばれる人たちが回答してくれます。また、他の人が投稿した過去のやり取りを見ることもできるので、とても参考になります。
引用
作品内のスクショ画像はすべて削除(念のためWordPressのメディア欄からも削除)、代わりにYouTubeの動画を埋め込みました。こちらはすべて公式(動画配信サービスや制作会社)のものに限定しました。
ちなみにSWELLにはYouTubeやSNSの埋め込みブロックが用意されているので、そちらを使えばユーザーがスマホなどモバイルから閲覧しても自動的にちょうどいいサイズに調整してくれます。》》SWELL公式サイトを見てみる
作品の画像を使いたい場合は、公式サイト内のスクショ画像にとどめて(非会員がログインせずに閲覧できるページのみ利用しました)、必ずWordPressの引用機能(引用ブロック)を使い、キャプションにはサイトのURLを入れました。
引用ブロックの見本です。このブロック内に引用の画像や文章を入れ、出典を明記することでコピペ判定を防げます(デザインは利用しているWordPressのテーマによって変わります)。
年間100作品以上視聴する94年生まれの私が共感した恋とキャリアを描くドラマ、ちょっとリアルをわすれさせてくれるタイムスリップもの、愛する人との別れや死別、既婚者の恋愛を描いたほろ苦い作品、そしてもちろん、疲れを吹き飛ばしてくれるようなラブコメをご紹介していきます!
出典:https://writer9494.com/romance-millennials-drama-u-next
また、Googleの審査時にはテキストリンクではなくURLを貼ることをおすすめします。Googleの検索エンジン内を回っているクローラーというロボットにとっては、URLの方が認識しやすいためです。
テキストリンク:Anne’s Blog
URL:https://writer9494.com
WEB上を巡回しているGoogleのロボットです。あらゆる情報を収集し、それが検索結果にもつながります。アドセンス審査だけではなくSEO対策においても「人間のユーザー」と「ロボットのクローラー」両方に情報をわかりやすく発信することが重要です。
※WordPressの機能と法的な引用の要件は関係ありませんのでご注意ください。ご自身の判断の元、要件を満たした上で引用ブロックを正しく使うことを推奨します。引用と著作権については文化庁の公式ページをご確認ください。》》文化庁公式サイト
画像の使用
画像は使わない方がいい、自分の撮ったものだけにするのがいい、イラスト系だけにした方がいいなど、いろいろな説がありますよね。
私は著作権フリーの画像を複数枚使って、画像には念のため文字を入れていました。
これもいろいろ言われている説の一つに過ぎませんが、フリー画像は他のサイトでも使われるのでそのままだとまれにコピペ判定されることがあるようです。
ただ、実は文字を入れていないフリー画像も使っていました。
他のサイトでも文字を入れていない画像を複数枚使って合格したサイトがあるようなので、あまり気にしなくても大丈夫そうです。
ちなみに審査に落ちた時は自分で撮った作品内のスクショ画像や作品の公式画像を使っていました。引用元は記載していましたが、こちらは法的にもアドセンス的にもグレーだったと思います。審査時にはひとまず控えておきましょう。
そして1点気をつけるべきなのは、写っている内容がポリシーに反するものにならない画像を選ぶことです。ポリシー違反になるような画像はアドセンス審査時はもちろん、合格後にもNGです。
詳細はGoogleポリシーの公式ページでご確認ください。当たり前のことばかりですが、感想記事を書く方はアクションやサイコスリラー、メディカル系の作品を扱う場合などに気をつけたいですね。
alt(オルト)属性
画像にはalt(オルト)属性も入れるようにしましょう。これは“代替テキスト“とも呼ばれ、画像がうまく表示されなかった際、代わりに表示される文字になります。
また、Googleのクローラーに対しても画像の意味や内容を伝えやすくなるので審査前には必ず記入しておくようにしましょう。
WordPressのメディア欄を開き、画像をクリックします。画像の右側に「代替テキスト」とあるのでそこに入力します。
「犬」「ケーキ」「本」などわかりやすく設定し、単語数も必要最低限にしておくのがおすすめです。ここに単語を詰め込みすぎるとクローラーからの印象が悪くなります。
審査〜合格時、自分のブログの記事内に貼っていた画像です。
コチラはドラマ内に登場する「サマセット・ハウス」という建築物のフリー画像に、「Canva」で文字を入れています。
無料で使うこともできるグラフィックデザインツールです。ブラウザ版の他にも、Mac、iPad、iPhone、Androidなど向けにアプリがあります。無料でも充分ですが、有料版(月額制)にするとデザインの幅も広がるのでおすすめです。》》Canva Pro
人の顔が写っているものはNG判定になりやすい(肖像権を確認することが難しいためはじかれる)という説もありますが、私は上記のフリー画像を使用している状態で合格しました。
禁止ワード
Googleのポリシーに触れそうなワードは使わないようにしました。
映画やドラマの感想を書いていて薬や暴力に関するワードをまったく使わないのはかなり難しいのですが、類語を調べながらできるだけマイルドな言葉に置き換えた感じです。
ポリシーの内容は『画像の使用』の章と同じになります。要約してくれているサイトも多数ありますが、とても大切なことなので必ず公式ページ確認するようにしましょう。
SNSの埋め込みとアフェリエイト・リンク
InstagramとTwitter(作品の公式、またはキャスト本人のアカウントのみ)の埋め込みも複数あり、“もしもアフェリエイト“の「かんたんリンク」や、バナー広告も貼っていました。
こちらが「かんたんリンク」です。もしもアフィリエイトに無料登録することで作れるようになります。
私はアフェリエイト・リンクを貼った状態で審査に通過しましたが、一般的には「アフェリエイトは貼らない状態で審査に出すのが望ましい」と言われています。すでに別の広告が貼ってあるのはアドセンス側からの印象が良くないようです。
アドセンスに落ちた後にアフェリエイト・リンクを外して再審査に出したところ通過したという人もいます。もし「すべての条件をそろえ、記事もリライトしたのにそれでも通らない……」となった時にはアフェリエイト・リンクを外してみるのもいいかもしれませんね。
かんたんリンクを作りたい方は 》》もしもアフェリエイトの無料登録はこちらからどうぞ
WordPressテーマは有料? 無料?
私は最初の1ヶ月ほど、無料テーマ『Cocoon』を使っていましたが、現在は有料テーマの『SWELL』に移行しています。
『Cocoon』は無料とは思えないほど機能が充実しているので、アドセンス審査でも、その後のブログ運営でもこちらで充分です(『Cocoon』を利用してアドセンスに通過したブログに訪問したこともあります)。
私が有料テーマ『SWELL』に変えた理由はアドセンス審査に関係なく、デザイン面が大きかったです。SWELLはとにかくオシャレで簡単にカスタマイズできるのにとても細かいところまで自分好みにできてしまいます。
他のテーマだと追加CSSを書かなければならない場面でも、SWELLは標準装備してくれていることがほとんどなので調べものやカスタマイズに時間をかける必要がなくなりました。
いずれ有料テーマに変えたいと考えている方はできるだけ早くに移行することをおすすめします。テーマを変えてしまうと、それまでの記事内装飾や埋め込みしていたものが崩れてしまうので、一つ一つ手作業で移し替えていくことになります……。タイヘン
SWELLには専用のテーマ乗り換えプラグインが用意されているのである程度は崩れないように保ってくれますが、作業しなければならないのは変わりません。
本気でブログ運営を考えている方に有料テーマは必須なので、どのテーマを選ぶにしても早めにすることをおすすめします。
公式サイトの下の方へ進んでいくとSWELLのデモサイトを見ることができます
アクセス数
最近ブログ関連のYouTube動画を観ていると「アクセス数がそこそこあれば(1日200〜300PVくらい)合格する」とよく言われています。
私の場合、最初の2ヶ月間は1日20〜60PV前後(1桁の日も有り)でしたが、6回目の申請を出すときには1日900PV近く行く日もありました。ただし平均値はその半分以下です。
アクセス数が伸びたことがどの程度関係あるかはわかりませんが、プラス評価になったのかもしれません。もちろん、まだアクセス数の集まっていない立ち上げたばかりのブログでも審査に通っている人はいるので、これは必須項目ではないはずです。
こちらの質問に対する1つ目の回答の中でアクセス数に関するGoogleの方針について書かれています。ただし「確実」なことは誰にもわからないのが現状です。
カテゴリ
最初は記事の入っていないカテゴリを放置していましたが、合格の前には不要なカテゴリは削除、Googleサーチコンソールに削除依頼した上で必要な親カテゴリと子カテゴリを追加しました。
1つのカテゴリ内に最低2つは記事がある状態が望ましいです。
0〜1だとコンテンツが不足している、という判定をされてしまいます。
また、カテゴリに限らず、削除したページは必ずGoogleサーチコンソールに削除依頼するようにしていました。そうしないと「404」ページが生まれ、「存在しないコンテンツ」という判定になってしまいますよね。
そして記事のパーマリンクを変更してしまった際は、古いURLから新しいURLへ飛べるように「301 リダイレクト」作業をしましょう。私が使っている無料プラグインは『Redirection』です。
「404」ページは「404 not found」とも言い、すでにそのページが存在していない時に表示されます。
記事のURL(=パーマリンク)を変更したり、記事を削除したことが原因で表示されます。
「301 リダイレクト」はすでに使われていないURLから新しく設定したURLへユーザーを自動的に飛ばしてくれるものです。
「404」はアドセンス審査においても、SEO的にもマイナス評価になるので、パーマリンクを変えた時はしっかりとサーチコンソールへの削除依頼、または「301 リダイレクト」作業をしましょう。
パーマリンク
『カテゴリ』の章でも触れましたが、記事のURLは記事作成画面から設定できます。
その際にURLは必ず英語で表記するようにしましょう。
日本語にしてしまうと、URLをSNSや外部で貼り付けた時に「C%E9%BA%E4%A」というような形に変換されてしまいます。
記事を書いたらSNSで宣伝したい、と思っても、正しく読み取ってもらえず、クリックしても記事に飛べない場合があります。
Googleのクローラーも日本語表記のURLは読み取りづらいため、マイナスにしかなりません。
後から変えてしまうと「301 リダイレクト」作業も必要になるので、できるだけ早いうちに英語で設定するよう心がけていきましょう。
日本語:https://○○○(独自ドメイン)/アドセンス
英語:https://○○○(独自ドメイン)/adsense
※「アドセンス」「adsense」の部分が自分で設定できるパーマリンクです。記事の内容に合った英語を設定するのがおすすめです(自動的にすべて小文字になります)。
体験記事と感想記事
次に、記事の内容ですね。こちらはよく言われているのが「体験ベースの記事じゃないと評価されない」「グルメレポートや英会話教室の体験談は独自性を認められやすい」、一度はどこかで目にしたことがあるのではないでしょうか?
逆に、映画やドラマ、漫画、アニメなどのいわゆる「感想系」「紹介系」は独自性を出しづらく、評価されない傾向にある、または「ほぼ受からないのでアドセンスのためにはジャンルを変えるべき」と言われることも……(私もブログを新しく作り替えることをすすめれたことがあります)。
感想部分はできるだけ自分の考えを書くようにはしましたが、そういったものは他の方が書くこととそれほど大差ないのではないかと思います。
それでも好きなキャラクターや特定のエピソードへの言及(げんきゅう)、他作品やスピンオフとの関連などに触れることで少しでも独自性が出るように、というのは気を使いました。
感想系、紹介系が難しいのはコピーコンテンツ扱いされてしまったり、独自性が認められなかったりするからですが、例えばグルメレポートでも良かれと思ってお店の開店時間や休業日を丁寧に書くとコピーコンテンツ判定されることがあるらしいです。
その流れで言えば映画やドラマの紹介をするときに、あらすじや主演俳優、舞台になった土地、キャスト情報を書いたりしますよね。これが「コピーコンテンツ扱いされる可能性があるのでは?」ということです。
結論として、私は合格時にこれらすべてを書いていました。
あらすじも自分の言葉で書くことができるのであればコピーコンテンツにはならないようです。
どうしても書くのが難しい場合は引用ブロックを使って公式サイトやWikipediaから引用することもできますが、その部分は自分のコンテンツとしては弱いので感想部分を多く書くなど工夫が必要です。
気をつけなければいけないのは、作品の内容を、「詳細まで書き起こしてはいけない」ということです。映画1本、ドラマ1話分など、起こった出来事、キャラクターのセリフ、場面の説明などをまるっと細かく書き起こし過ぎてしまうことで著作権違反になります。
アドセンス審査はもちろんですが、アフェリエイトのサイトからも注意されたり、提携解除されてしまうことがあります。
この書き起こしに関しては「何文字までなら大丈夫」などはっきりとした線引きはされていないのも難しいところですが、私はあらすじを書く際には400文字前後を意識していました。ネタバレを書く際にもドラマの詳細をただ説明するのではなく、自分の考えや感想をメインに書くようにしていました。
著作権に関する参考ページ 》》文化庁公式サイト
- 製作:カナダCBCとNetflixの共同製作
- 原題:Anne with an E(“E“が付くアン)
- 原作:L・M・モンゴメリ『Anne of Green Gables(緑の切妻屋根のアン)』
- 邦訳:村岡花子『赤毛のアン』
- Netflix配信開始:2017年3月19日
- 最終話:シーズン3の10話で打ち切り
審査〜合格時、8記事あるうちの7記事は作品の紹介と感想で、1記事だけHuluのオンライン・イベントに参加した体験レポート形式でした。
再申請までの期間
再審査までの期間ですが、私は1〜5回目まではその日のうちか、翌日には申請していました。
6回目のみ、新しい記事を追加するのに時間がかかったので結果的に2週間ほど空いての再申請です。
再申請までの間隔が短すぎる、ほとんど修正せずに申請している、という場合は、期間を置いてみるのも良さそうですね。
ただし「必ず○○日開けて再申請しなければならない」ということはGoogle公式ページには記載されていませんし、続けて申請して通過する人もいます。
私の場合は、結果として「2週間空けたことで記事のリライトやカテゴリの見直しが丁寧にできて合格につながった」と感じています。
再申請までの期間について決まりはありません。
ですが『Google AdSenseコミュニティ』でもよく話題になっているので参考になるページをご紹介しますね。
記事の質
はじめは情報発信と作品紹介を1つの記事にまとめて書いていましたが、それでだけではどんな相手に向けての記事かよくわかりませんね。
その作品のファンなのか、単純におもしろい作品を探しているドラマ好きの人なのか……。
その情報を知りたいユーザーは、「なぜそれを知りたいのか」をあらためて考えたり、ターゲットをあえて狭めることで記事のテーマを明確にするのがおすすめです。
記事の内容がどの程度アドセンス審査に関わるかはわかりませんが(ロボットが審査しているという可能性もあるので)、ユーザーファーストな記事が書ければアクセス数が伸びます。審査のためというよりブログ運営全体ににプラスです。
「必須と言われている固定ページもプラグインもメニューすべてそろえたのに受からない……」
そんな時こそ記事の追加、リライトがおすすめです。
書いた記事のテーマやキーワード、ターゲットを改めて見直し、リライトをしてみましょう。
『アドセンス合格サポート』を利用した感想
実際に利用して良かったサービス
出典:WEBLOM official
3〜4回目の審査に落ちたあたりで、「もう自分1人では無理」と思い、ネットで「Googleアドセンス合格サポート」と検索してみることにしました。
検索にヒットした中から私が実際に利用したのはWEBLOMが提供しているサービスです。
記事の構成に加えてブログ全体も見てくれます(他にもSEOライティング、ホームページ作成、システム開発などいろいろなサービスがありました)。
私はカテゴリを作ったまま記事を入れずに放置していたものがいくつかあったのですが、そちらを削除して、「親カテゴリ」「子カテゴリ」を作る、といった基本的なことから、クローラーにブログの情報を伝えやすくする方法、ユーザー目線の記事にするためのキーワード選定、章の構成なども提案していただけました。
1人でブログを運営していると日々わからないことが出てきたり、ネットで調べても不安を煽るような記事が多かったりしますよね。
そんな時にも毎回相談していました。現役WEBディレクターなので知識も豊富で、こちらのやりたいことに寄り添いつつも的確なアドバイスをしてくれます。
また、構成をリライトしてもらった記事は複数のキーワードで上位表示されるようになり、その記事のおかげで1日900PVも達成できたのです。
ちなみにフリー画像の使用やYouTube、SNSの埋め込みについても相談しました。「画像はダメ」「画像はOK」「SNS埋め込みはダメ」「SNS埋め込んでても合格した」など情報が入り乱れていたので、相談できる相手がいて本当に良かったです。
もし、「記事数もそれなりにあって自分で思いつくことはすべてやったのに何度も落ちる……」という方がいたら、有料サービスの利用を考えてみても良いと思います。
私はWEBLOMをおすすめしますが、サービスは自分に合うものを選ぶのが重要なので「Googleアドセンス合格サポート」と検索していくつか比べてみるのもいいかもしれませんね。
※WEBLOMに依頼することで私にマージン(利益)が入ることはないのでご安心ください!
実際に利用して失敗したサービス
同時期に別の方にも相談していました。
最初は自分に合うサービスというのがわからなかったので「これも経験」と思っていくつか試してみようと思ったのです。
その方のサービスの内容が悪いわけはありませんが、残念ながら相性や方向性がまったく合いませんでした。
このサービスはココナラで提供されており、「アドセンス合格に向けてサポート、アドバイスします」「一緒に解決策を見つけましょうね」といった内容でしたが、料金を払ってすぐに「ドラマの紹介、感想ブログではほぼ合格できないので、ドメインも新しく取得して1からブログを作った方がいいですよ」と言われてしまいました。
この方は「ブログを1から作って合格させる」サポート内容に実績があり、私にもそれをすすめてくださったようです。
ただ私は自分のブログを改善して合格したかったので、それを前提にしたアドバイスをお願いしました。
それでも「著作権の問題もあるので難しいと思います。YouTubeの転用、ドラマ内の引用、あらすじやネタバレの記載、動画配信サービスの紹介なども基本的にNGです。画像もオリジナルのイラスト系以外はやめておくべきです。」ということで、私のジャンル自体サポートの対象外だったようです。※「サービス内容」にサポートできないジャンルがある旨の記載はありませんでした。
ココナラを利用されたことがある方はご存知だと思いますが、たいていのサービスには購入前の「見積もり・カスタマイズの相談」がありますよね。
こちらのサービスにはそれが無く、すぐに購入、トークルームで相談開始の流れでした。
私の失敗はここですね。
レビューも多く、ご自身のブログも公開されている方だったので、「事前相談は無いみたいだけど大丈夫かな」と考えてしまいました。
事前相談できないサービスは出品者ページからメッセージを送ることができるならまずそちらに相談してみるのが良さそうです。
私は結局「5,000円で1ヶ月間サポート」のサービスを3日間、数通のやり取りのみで終了してしまいました。
自分に合ったサービス
「Googleアドセンスに合格したい」と言っても、その合格の方法、道のりはさまざまです。
真っ白な状態から合格できるようなブログを作り上げてほしいのか、自分のブログを改善してほしいのか。
代わりに記事を書いてくれるサービスもあれば、完成した記事の添削をしてくれたり、リライトを手伝ってくれるサービスもあります。
私は自分のブログで合格したいと思っていました。
そして記事は自分で書きたいと考えていて、その上でアドバイスをもらって自分の手でリライトする、というのがピッタリでした。こだわり強めな人はこんな感じでは無いでしょうか。
もし、自分のブログで合格したい、もっと人に読んでもらえる記事になるよう添削してほしい、と思うのであればWEBLOMに相談してみることをおすすめします。
ちなみにWEBLOMにはホームページ制作、SEOライティングのサービスもあるので、1からスタートさせたい方の相談にも乗ってくれると思いますよ。
感想・紹介ブログでもアドセンス審査に通過できる
アドセンス合格のためには自分の書きたい記事ではなく、「体験系の記事」や「需要のある記事」を書かなければダメなのかな、と思ったりして、しんどい2ヶ月間でした。
ですが、今回の経験から「アドセンスのためだけに記事を書く」必要はないと感じました。
独自性を認められるのが難しいジャンルではあるかもしれませんが、コンテンツの量やアクセス数アップ、記事の内容を工夫することで感想・紹介ブログでもアドセンスに合格することは可能です。
このAnne‘s Blogの2021年11月12日までに投稿している記事(8記事)はアドセンス審査〜合格時のままです。感想・紹介ブログをはじめたい、はじめたばかり、という方でアドセンス審査に悩んでいる方がいましたら、参考になることもあるかもしれません。
他のジャンルの方でも、「このくらいの内容で受かるのか〜」と思うと肩の力が抜けると思います。
自分にとってベストなブログでの合格を目指しましょう。
これだけ押さえればOK
- ユーザー目線の対策と、Googleクローラー目線の対策が重要
- 必要な準備をすべて完了したら、記事の追加、リライトをする
- 自分の力だけじゃダメだと感じたらサービスの利用を考えてみるのも有り
おすすめ情報
動画配信サービス(VOD)のアフェリエイトをしたい方はJANetがおすすめです◎
ドメインは取得済み、レンタルサーバーだけ探している方はコチラからどうぞ。》》wpX(ダブリューピーエックス)
コメント