【映画】『リプレイスメント』あらすじ結末ネタバレ感想キアヌ・リーブス主演アメフト青春ストーリー

『リプレイスメント』はキアヌ・リーブス（『マトリックス』『ジョン・ウィック』）主演の感動サクセス・ストーリー映画です！
キアヌ演じる大学の元アメフト選手がセカンド・チャンスを手にしてプロの舞台に立つことに……。

かつて、学生フットボール界の花形として活躍していたファルコ。
将来を期待されながら、ここ一番のプレッシャーに弱い彼はシュガーボールの惨敗を機に引退、
第二の人生を歩んでいた。
そんなファルコの元にプロチームから思わぬ誘いがかかる。
ストに入った選手の代理〈リプレイスメント〉として、試合に出てくれというのだ。
マクギンティー監督の説得により心を動かされたファルコは、再びフィールドに立つことを決意。
それは、一度逃げ出した人生と向き合い”負け犬人生”から抜け出す最後のチャンスだった。
同じようによせ集められたメンバーと共にファルコの一発逆転を賭けた戦いが始まるー！

引用：ワーナー公式『リプレイスメント』作品情報

概要

あらすじ

前半

ファルコ（キアヌ・リーブス）
ファルコは大学フットボールのスター選手でした。ですがシュガーボウルでミスを連発し、惨敗させてしまいます。
（※シュガーボウル：ニューオーリンズで年に1回行われるカレッジフットボールの試合）
大学卒業後はフットボールをやめ、港でセレブたちのクルーザーを清掃しながら暮らしていました。

マグギンティー監督（ジーン・ハックマン）
プロフットボール界に待遇改善を求めるストライキ運動が起こります。そのためワシントン・センチネルスに選手が不足。残る4試合で勝ち上がるためにマグギンティーが監督に就任、チームメンバー探しがはじまります。
マグギンティー監督がオフェンスの司令塔になるQB（クォーターバック）にスカウトしたのは元オハイオ大学のQBシェイン・ファルコでした。
はじめはマグギンティー監督からの指名を断るファルコでしたが、フィールドへ帰って来いと説得され、フットボールの世界へ戻ることに。

ファルコ（キアヌ・リーブス）
リプレイスメント（代理選手）として集められた選手たちは、元サッカー選手から元相撲取り、4試合が終わるまでの間だけ出所している受刑者と元軍人の屈強な警察官、ボールキャッチが苦手な短距離ランナーなど個性豊かな面々でした。
彼らをチームとして一つにし、勝利へ導くのがQBであるファルコの役目です。
QBといえばチームで最も注目を集める花形のポジションであり、才能も実力もあるファルコですが、彼は自分のことよりもチームを思いやる選手でした。他のQBなら、自分が多少強引にでも前へ出て決めてしまおうと思うような場面でもファルコは他の選手にパスして活躍を譲ってしまうのです。
ファルコの“譲ってしまう”お人好しな性格も問題でしたが、試合前に卵を食べすぎてフィールドでゲロを吐く選手、もらいゲロする選手、味方にまでタックルをかましてしまう選手などなど、チームの全員がボロボロで初戦は負けてしまいました。

アナベル・ファレル（ブルック・ラングトン）
チアリーダーたちもストライキに参加してしまい、アナベルは新しいチームメンバーを集めます。オーディションに来た中でまともだったのはストリップ・ショーで踊っている二人組だけ。
そこでアナベルは彼女たちに他のストリップ・ダンサー仲間も誘ってほしいと頼みます。
結果、ワシントン・センチネルスのチアダンスは過激なほどセクシーなものになり、敵チームの気を散らす効果も。
アナベルは選手と恋愛しないと決めていましたが、学生時代スター選手だった頃からチームメイトを思いやって一歩引いてしまうQBとしては変わり者のファルコに惹かれており、彼もアナベルを見つめるように。

後半〜結末ネタバレ

ファルコ（キアヌ・リーブス）
初戦に負けたファルコと代理選手たちはバーに集まっていました。そこへストライキ中のプロ選手たちがやって来て、耳の聞こえない代理選手の一人を馬鹿にします。仲間を侮辱されて許せなかったファルコの合図でアメフト選手たちの大乱闘になります。
そして代理選手たちだけがブタ箱へ。
腹を立てたり、落ち込んだりしてバラバラだった彼らでしたが、フランクリン （オーランド・ジョーンズ）が「I will survive」を歌い出し、いつの間にか全員で歌って踊っていました。
（自分を捨てて出て行った恋人が「ヨリを戻そう」とのこのこやって来たので、「あんたを忘れて私は立ち直るのよ」と追い返してやる力強い歌です）
仲間を守ろうとしたファルコ、それに全員で答えたことでチームが一つになっていきます。

マグギンティー監督（ジーン・ハックマン）
ファルコを中心にまとまっていく代理選手たちは試合を勝ち進み、サポーターたちも熱く応援するように。
リプレイスメントで集められた彼らはこの4試合の間だけの契約であり、たとえ勝ったとしてもその後にプロとしての道があるわけではありません。みんな元の生活へ帰っていくだけです。
彼らにとってこのセカンド・チャンスとは、自分自身を克服すること、自分を負け犬と感じている弱い心に打ち勝つことを意味しています。
そしてマグギンティー監督もこの試合が終わればクビです。元々プロのスタメン選手たちを相手に遠慮することなく本音でぶつかるマグギンティーはワシントン・センチネルスも一度解雇されており、他のチームからもクビになっていました。
リプレイスメントVSプロ選手という勝ち目のない勝負で勝つために呼ばれ、同時に代理選手同様使い捨てられるために呼ばれていたのです。

ファルコ（キアヌ・リーブス）
2試合連続で勝利し、いよいよ最後の1試合というとき、ストライキしていたQBのマーテルが戻って来ました。
マグギンティー監督はそれでもファルコで行くべきだと主張しましたがワシントン・センチネルスのオーナーはマーテルの復帰を決めてしまいます。
自分だけが最後の試合に出場できないと監督から知らされたファルコは、アナベルとのデートに行きませんでした。外されてしまった自分を負け犬だと感じ、彼女に会う自信を失ってしまったのです。

ファルコ（キアヌ・リーブス）
最後の試合がはじまり、テレビでそれを見守るファルコ。
しかしファルコを失ったチームは勢いを失い、再びバラバラに。代理選手たちを馬鹿にして嫌がらせをしていたマーテルではチームを一つにすることはできませんでした。
サポーターたちもファルコを呼び戻せとコールし、ファルコは試合会場へ急ぎます。
オーナーとマーテルの反対を押し切り、マグギンティー監督はファルコを試合へ。
ファルコは仲間とサポーターたちからの熱い声援に迎えられ、アナベルにキスをします。

ラスト
ファルコをリーダーに迎えたチームは強さを取り戻し、ファルコ自身も自ら点を取りに走って見事タッチダウンを決めました。

登場人物／キャスト

• シェイン・ファルコ（キアヌ・リーブス）
  元オハイオ大学のQB。現在はセレブのクルーザーを清掃しながら、自身もクルーザーでその日暮らしをしている。
• ジミー・マクギンティー（ジーン・ハックマン）
  アメフトの監督。どんなスター選手にも遠慮のない物言いをするためクビになってしまう。
• アナベル・ファレル（ブルック・ラングトン）
  亡き父から受け継いだバーを経営する女性。チアリーダーは副業。
• ナイジェル・グラフ （ リス・エバンス）
  元サッカー選手。キックが得意で、チームの得点メーカーになる。
• クリフォード・フランクリン （オーランド・ジョーンズ）
  短距離走が得意だが、キャッチが苦手。ビビリの目立ちたがりだが憎めないムードメーカー。
• エディー・マーテル（ブレット・カレン）
  QBでストライキ中のプロ選手。ファルコたちにひどい嫌がらせをする。

感想

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若いキアヌが爽やかでかっこよく、王道ストーリーゆえに意外性には欠けるストーリーでしたが安心して楽しめるスポーツ映画としては充分でした。

ただし、華やかなプロ選手や未来ある学生たちの物語ではなく、受刑者、博打で借金だらけのバーのオーナーなど、「負け犬」と呼ばれる大人たちが代理選手として4試合だけの夢を見る、「人生」の「セカンド・チャンス」に挑む、という物語には哀愁も漂っていました。

ネタバレになりますが、この映画は本当に4試合目の決勝で勝って終了します。ファルコがプロにスカウトされたり、代理選手の誰かにスポンサーがついたり……といったアメリカン・ドリームの描写は一切ありませんでした。

だからこそ「今この時にすべてを賭ける男たち」というストーリーが美しくもあって、楽しいだけじゃない切なさもある大人向けの作品でした。

「俺たちに明日はない」というセリフがあるのですが、その言葉とは裏腹に熱さを増していく選手たちが最高にかっこよかったです。

試合展開はそれぞれの選手の特性を生かしたエンタメ溢れる展開でもあったのでぜひ実際に視聴してみてください！

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Blu-ray/DVDには吹替音声はもちろんメイキングも入っていて、リラックスした様子でエア・パンチを繰り出したりしながら撮影時のことを話してくれるキアヌが観られるのでおすすめです。

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Blu-ray ／DVDの収録内容

　キャスト／吹替声優
シェイン・ファルコ ：キアヌ・リーブス (森川 智之)
ジミー・マクギンティー ：ジーン・ハックマン (池田 勝)
アナベル・ファレル ：ブルック・ラングトン (湯屋 敦子)
ナイジェル・グラフ ：リス・エバンス (矢尾 一樹)
クリフォード・フランクリン ：オーランド・ジョーンズ (楠 大典)

【 DISC1 】
本編：約 118 分
映像特典：約 27 分
映像特典内容：
映像特典 １：メイキング（約１５分） ２：メイキング：フットボール・シーン（約９分） ３：オリジナル劇場予告編(2:29) 音声特典　 ハワード・ドイッチ監督による音声解説つき 
本編サイズ：スクイーズビスタサイズ／16×9FF
音声：1. DTSHDMA 5.1ch：英語　2. ドルビーデジタル 5.1ch：日本語　3. ：　
字幕：1. 日本語　2. 英語(for the Hearing Impaired)　3. 音声解説用　
字幕翻訳：岡田壮平　
吹替翻訳：アンゼたかし　

※仕様、特典、ジャケット・デザイン、価格等は都合により予告なく変更する場合がございます。

引用：ワーナー公式『リプレイスメント』作品情報

【 DISC1 】
本編：約 118 分
映像特典：約 24 分
映像特典内容：
映像特典（約２４分）・・・１．メイキング（約１５分）、２．メイキング：フットボール・シーン（約９分）、３．劇場予告編　音声特典・・・ハワード・スイッチ監督による音声解説
ディスク仕様：DVD （片面2層）
本編サイズ：ビスタサイズ／16×9FF
音声：1. ドルビーデジタル 5.1ch：英語　2. ドルビーデジタル 5.1ch：日本語　3. 選択なし：　
字幕：1. 日本語　2. 英語　3. 音声解説用　
字幕翻訳：岡田壯平　
吹替翻訳：アンゼたかし　

※仕様、特典、ジャケット・デザイン、価格等は都合により予告なく変更する場合がございます。

引用：ワーナー公式『リプレイスメント』作品情報